「平成」誌60号発刊記念の集い秋晴れに恵まれた10月23日(日)午前10時半、カリフォルニア州ミルブレー市のWESTIN SF Airportホテルにおいて、「平成」誌60号発刊の記念の集いが開催された。東京、ハワイ州、ワシントン州、ロサンゼルス、ミシガン州から飛行機で駆けつけた16名の会員を前日からホテルに迎えて、また60号と数も同じ60名の参加者を得ての集いとなった。
まず編集室のミリオン礼子、ベダー泉田和恵両人が開会の挨拶を述べた後、「平成誌の歴史と同人紹介」と題してのスライドショーが、過去22年にわたる創刊号から60号までの歴史と同人の顔写真が参加号毎に紹介された。続いて広告支援団体が紹介され、最後に「編集から刷り上りまで」の過程のまとめと、編集室からのメッセージがこの初の企画、スライドショーの映像と音楽を通して出席者にしっかりと伝えられた。
続いて恒例の「3分スピーチ」の前に、ハワイからの参加者の男性2人から編集室に花輪のレイが2人の首に贈られた。スピーチはアルファベット順に同人のメンバーが壇上に立ち、それぞれの個性的なメッセージを披露した。同人のアプルバーム島崎貞子さんの発表の直前、サプライズで編集室製作のくす玉を貞子さんに割ってもらい、米寿の貞子さんの作品が2010年度の文芸春秋社発刊のエッセイ集『人間はすごいな』に選出され掲載されたことを、会一同皆で祝した。
昼食前のプールサイドでのグループ記念撮影は、1枚は澄まし顔でのスナップ、もう1枚はサンバイザー付きのリゾート気分でうきうきとした表情での出来上がりとなった。
昼食の宴では、一番古参の同人、パンドーフ妙子さんが乾杯の音頭をとった。サラダ、チキン、サーモン、デザートに舌鼓を打ちながら、親睦を深めた。休憩中は会員の展示作品、古本市、バックナンバーの「平成」誌の販売などで賑わった。午後のプログラムも引き続き個性豊かな多種多様の同人の「3分スピーチ」となり、読者の参加もあり、合計33名がマイクを握った。
最後の余興のプログラムでは、詩の朗読、歌、ハモニカ演奏、詩吟が披露され、また女性二人による獅子舞でおおいに盛り上がり、炭坑節の踊りでは、会場を踊り歩く女性陣の賑やかさで華やぎ、「ふるさと」の歌では、全員起立しての合唱で、日本への思いを確認した。この後の抽選会では、同人の手作りのギフト、沢山の寄付の蘭の鉢が多くの方々の手に渡った。また同人を代表して松井としきよさんから編集室の2人にハンドバッグのギフトが贈呈された。延長30分の4時終了前に「大雪」の歌をスライドショーで聞きながら、今年大震災で被災した東北、また日本各地への祈りや思いを馳せつつ、次会での再会を約束して6時間の宴の幕を下ろした。
めでたく、同人、読者、広告支援者、そして編集室の4者が一堂に会し、活字文化を通しての交流、絆の大きさを確認し合うことができた。在米での日本語文芸同人誌60号発刊という一里塚に達したことを記念すべき有意義な会となった。
